先日も「偽セキュリティソフト Security Toolsが猛威を振う」というニュースがありました。
多くのユーザーはセキュリティソフトを使用して、自分のパソコンを保護しているにもかかわらず、なぜこんなに大ニュースになってしまったのでしょう?

原因の一因は、シェアの多くを占めているセキュリティソフトがこのウィルスに対応できていなかったことにあります。
つまり、使っているセキュリティソフトの種類によって、感染を防ぐことができた人と、感染をしてしまった人に別れてしまったことになります。

では、どんなセキュリティソフトを使えばいいのでしょう?

 

アンチウイルスソフトのテスト機関である「AV Comparatives.org」の報告レポートを参考にして、おすすめのセキュリティソフトを見つけてみましょう。

「AV Comparatives.org」のウイルス検出テスト(2010年8月)の報告レポート(PDF)

検出率ランキング

  1. G DATA(99.9%)
  2. Trustport、AVIRA(99.8%)
  3. McAfee(99.4%)
  4. Avast、BitDefender(99.3%)
  5. F-Secure、e-Scan、Panda(99.2%)
  6. Symantec(98.7%)
  7. ESET(98.6%)
  8. AVG、Kaspersky(98.3%)
  9. PC Tools(98.1%)
  10. Microsoft(97.6%)
  11. Sophos(96.8%)
  12. Norman、K7(96.6%)
  13. Trend Micro(90.3%)
  14. Kingsoft(80.1%)


誤検出(少なさ)ランキング

  1. 第1位:F-Secure(2件)
  2. Microsoft(3件)
  3. BitDefender(4件)
  4. eScan(5件)
  5. ESET(6件)
  6. PC Tools(7件)
  7. Avast、Symantec(9件)
  8. AVIRA(10件)
  9. Sophos(13件)
  10. G DATA(15件)
  11. AVG、Trustport(19件)
  12. Trend Micro(23件)
  13. McAfee(24件)
  14. Kingsoft(45件)
  15. Kaspersky(46件)
  16. K7(50件)
  17. Norman、Panda(98件)


スキャン速度ランキング

  1. Avast(17.2MB/秒)
  2. AVIRA(15.1MB/秒)
  3. Panda(14.6MB/秒)
  4. Symantec(13.3MB/秒)
  5. AVG(13.0MB/秒)
  6. Trend Micro(12.8MB/秒)
  7. McAfee(12.3MB/秒)
  8. BitDefender(12.1MB/秒)
  9. F-Secure(11.9MB/秒)
  10. K7(11.7MB/秒)
  11. Kingsoft(11.6MB/秒)
  12. Sophos(10.6MB/秒)
  13. G DATA(10.3MB/秒)
  14. Kaspersky(9.8MB/秒)
  15. PC Tools(9.7MB/秒)
  16. ESET(9.6MB/秒)
  17. Trustport(9.4MB/秒)
  18. eScan(8.9MB/秒)
  19. Microsoft(5.9MB/秒)
  20. Norman(4.4MB/秒)


総合評価

  1. ADVANCED+ランク

    G DATA、AVIRA、Avast、BitDefender、F-Secure、eScan、Symantec、ESET、PC Tools

  2. ADVANCEDランク

    Trustport、McAfee、Panda、AVG、Kaspersky、Microsoft、Sophos

  3. STANDARD

    Norman、K7

  4. TESTED

    Trend Micro、Kingsoft



レポートによると「Kingsoft AntiVirus Pro」は検出率が80.1%と断トツに低くなっています。

2番目に低い製品が90%で「Trend Micro」です。
トレンドマイクロ社の製品は、会社で利用されていることが多く、今回の偽セキュリティソフトの騒動もこのあたりが多くを占めているんじゃないかと思われます。

3番目に低いのが「K7」です。さらに「K7は」誤検出率も非常に多く(下位2番)なっています。
K7という製品名は聞いたことがないかもしれませんが、「ソースネクスト ウイルスセキュリティ」という製品はご存知ではないでしょうか。
「ソースネクスト ウイルスセキュリティ」は仕様決定と動作テストはソースネクスト社が、コード作成はインドのK7Computing社が行っている製品です。
つまり、「K7」と「ソースネクスト ウイルスセキュリティ」は同一の製品とみなすことができます。


どのセキュリティソフトを使用したらよいかを判断するためには、上記のテスト項目以外にも、

  • テストは外国の機関で行われているため、日本国内または日本語の環境においてどうか
  • ウィルスの初回検知から対応までにかかる時間のぐらいか
  • これから発生するであろう未知のウィルスに対する防御はどうか

なども含めて考える必要があります。

さらに、日本語でのサポートや使いやすさを含めて考えた場合に、(あくまでも私の独断で考える・・・)おすすめの製品は、

となります。

ESET NOD32アンチウイルスは、
ウィルス検知能力も高く動作が安定している、サポートが日本語で受けられるなどが高く評価する点です。
しかし難点として、購入から認証までの手続きが少々ややこしいといったこともありますので、ある程度パソコンに詳しい方におすすめをする製品と言えるでしょう。

Microsoft Security Essentialsは、
Microsoft社が無料で提供している製品で、当然ながらWindowsとの相性も抜群で簡単に利用できるのが特徴です。
Windowsでの使用に限定されますが、初心者から中級までのユザーに幅広くおすすめできる製品だと思います。



らくらく懸賞は、楽天、ビッダーズなどの特定の数種類の懸賞サイトのみを巡回します。
しかし、懸賞サイトは数種類のみに限定されているとはいえ、らくらく懸賞で自動巡回を行うと、1回で約1万ページ超のウェブページを閲覧することになります。
また、実際にウェブページを作成しているのは各ショップを管理する人達の手によって行われているので、必ずしも高いセキュリティ保護によって守られているとは言えません。実際のところ過去にガンブラーに感染したページが発見されたこともあります。

膨大なウェブページを閲覧するということは、それだけ、ウィルスに感染してしまう危険性も増大することになりますので、各自が十分なセキュリティ対策を行なってください。

また、セキュリティソフトをインストールしたからといって、それだけで完全に保護されるわけではありません。
セキュリティソフトが表示した警告メッセージを見逃してしまっては、折角のセキュリティソフトの意味がありません。
見慣れないメッセージや動作があったときには、注意深くメッセージを確認して、慎重な対応を行うよう、日頃より心がけてください。

 

参考記事:
GIGAZINE 2010年上半期の最強アンチウイルスソフトが決定
av-comparatives.org On-Demand Comparative August 2010